洗ったつもりのザルを光にかざすと、網目に白い粒が残っている。あの取れなさ。
力を入れて擦れば落ちそうだけれど、網が歪んだり破れたりしないか不安で、結局そのままにしていませんか。実は仔犬印の深型メッシュボウルは、取扱説明書に「ブラシでガシガシ洗い落とせます」と書いてあります。
なぜ、洗ったのにカスが残るのか
ザルにカスが残るのは、ほとんどが網目です。
網の目は、食材より大きいわけでも小さいわけでもありません。すり抜けきれなかった粒が、ワイヤーの交点に噛んで止まります。
そこから先が、うまくいかない。
- スポンジは面で当たるので、網目の奥まで届かない
- 粒は交点に噛んでいるので、なでる程度の力では動かない
- 強く擦ると網が歪みそうで、つい手加減してしまう

落ちないのは洗い方のせいではなく、思い切り洗える道具かどうかの問題であることが少なくありません。
「ブラシでガシガシ」は、メーカーが書いていること
仔犬印の深型メッシュボウルに付いている取扱説明書には、こう書かれています。
- 「丈夫なメッシュ(φ0.57!)は食材が絡んでも安心。ブラシでガシガシ洗い落とせます。」

根拠は線径です。メッシュの仕様は線径0.57mm・12メッシュ(1インチあたり12目)。一般的なザルより太いワイヤーを編んでいるため、破れにくく型くずれしにくい。実際に重りを載せる実験では、およそ8.5kg以上でもびくともしませんでした。
材質は18-8ステンレス(SUS304)、新潟県燕市の自社製造です。つまり、ブラシを当てることを前提につくられている道具だということです。
ふだんの洗い方
順番だけ決めておけば、難しいことはありません。
- 使い終わったら、まず水に沈める。すぐ洗えなくても、水を張ったボウルに入れておくだけで後がまるで違います
- 裏側から、強めの流水を当てる。シャワーがあればなお良い
- ため水の中で振り洗いする。水の抵抗だけで外れることもあります
- ブラシは円を描くように動かす。往復させるより、いろいろな向きから毛先が入ります
- 洗剤は台所用中性洗剤(取扱説明書の指定)
「裏側から」だけ補足します。内側から擦ると、噛んだ粒は目の奥へ押し込まれる向きになります。外側から当てれば、粒が入ってきた方向へ戻すことになる。

面倒な日は、そのまま食器洗浄機に入れて構いません。取扱説明書に「食器洗浄機でご使用いただけます」と明記されています。
固まってしまったときは、つけ置き
麺類のでんぷんなどが乾いて固まってしまうと、擦るだけでは歯が立ちません。力任せにいくより、先に緩めるほうが早いです。
まずは、ぬるま湯と中性洗剤で。
- ぬるま湯に台所用中性洗剤を少し溶かし、30分ほど沈めておく
- ふやけたら、ブラシで軽く擦る
それでも落ちないときは、重曹かクエン酸を使います。
- 鍋に水を張り、水量の0.6~1%の重曹またはクエン酸を入れる(5Lなら30~50cc)
- 80℃以上に温めて火を止め、沈めて20分ほど置く
- 取り出して、流水でよく洗い流す
使い分けは汚れの性質です。重曹はアルカリ性なので酸性の汚れに、クエン酸は酸性なのでアルカリ性の汚れに効きます。迷ったら重曹から。
熱い液に素手を入れないでください。取り出すときはトングなどを使います。
やってはいけないこと
ブラシもつけ置きもよくても、避けたほうがいいことがあります。
- 塩素系漂白剤は使わない。取扱説明書が指定している洗剤は台所用中性洗剤です。仔犬印としても、塩素系漂白剤の使用は不可としています
- 叩いて落とさない。「無理な力で曲げたり、叩いたりしないでください」。擦る力には強くても、衝撃は別です
- 濡れたまま重ねて仕舞わない。「錆にくい材質ですが、ご使用後は十分水気を切り、乾燥してから保管してください」
- 調理以外の用途に使わない。「本製品は調理の際に使用するものです」
漂白剤以外の3つは、いずれも取扱説明書に明記されている注意です。洗うときに手を切らないよう注意すること、使い始める前にも中性洗剤で一度洗うことも案内されています。
選ぶときの判断基準
カスの掃除で消耗しないザルを選ぶなら、見るところは3つです。
- ブラシを当てられる太さか。線径が細いと、結局こわごわ洗うことになります
- 編んだメッシュか、穴あきか。ワイヤーを編んだメッシュは、穴を開けたパンチングタイプより水キレがいい
- 食器洗浄機に入れられるか。逃げ道があるだけで気が楽です
サイズは15cm・18cm・21cmの3展開で、外径は180/210/240mm。米をとぐことが多いなら15cm、野菜の下ごしらえが中心なら18cm、麺を上げたり多めの水切りをするなら21cmが目安です。

深型メッシュボウル(フラットエッジ)は単品でも選べますし、深型ボウル(フラットエッジ)と深型ボウル用トレー(フラットエッジ)を合わせた3点は、【セット】深型ボウルシリーズ(フラットエッジ)としてまとめて選ぶこともできます。

