ステンレス調理用具の上手な使い方
ステンレス鋼製の製品は、ご家庭で普通の使い方をしているかぎり、さびにくく丈夫です。したがって取り扱いについては神経質になる必要はありませんが、必要なお手入れをおろそかにしますと、ときにさびる事があります。上手な使い方やお手入れ方法については各商品に添付されている取扱説明書を必ずお読みください。
本体の変形、取手及びつまみの破損の恐れがあります。調理中は安全に充分注意してください。
取手の部分が熱くなる場合があります。ミトン等をご使用ください。
出所:国民生活センター たしかな目 2006.06
各製品に共通する注意事項
空焚きは火傷や火災の原因になります。本体の変形、取手及びつまみの破損の恐れがあります。調理中は安全に充分注意してください。
取手の部分が熱くなる場合があります。ミトン等をご使用ください。
クッキングヒータでは、中火以下でご使用ください。
炎が見えないため油断するケースが少なくないのです。- 使用後のステンレス鋼製の調理用具は、塩分や油脂分を直ぐに台所用洗剤できれいに洗い落とし、水分を充分に拭き取って保管してください。
- 煮焦げ、焼け焦げはお湯に浸して焦げが柔らかくなってから、スポンジ又はたわしで取ってください。
- 鉄やアルミ等の異種金属製品と接触させたまま放置しないようにしてください。さびの原因となります。
- 湯沸かしや鍋等をうっかり空焚きして変色させた場合には、クレンザー又はたわしでこすって変色を取り除いてください。
- 万が一さびが出た場合は、スポンジ又はたわしに台所用洗剤又はクレンザーをつけて、製品表面のスジメ(研摩目)にそってこすり落し、充分に水洗いをして、それから水分を充分に拭き取って保管してください。
- 自動食器洗い機(乾燥機能を含む)での使用は注意してください。各メーカーの取扱説明書をご覧ください。
鍋についての注意事項
- 調理後は調理物を調理用具に保存しないで、別の容器に移してください。さびの原因になります。また、調理後、調理用具は速やかにきれいに洗って汚れを取り除き、よく水気を拭き取ってください。
- 塩分や酸を含んだ汚れを付着させたままで放置したり、湿気の多い場所に保管しないでください。
- 強化ガラス製の蓋が破損し激しく飛び散る事故がある事から、強化ガラス製品の品質表示を対象製品毎に表示する事が義務付けられております。右に表示例の内容が記載されておりますので「取扱い上の注意」を守ってご使用ください。
表示例
- フライパン、炒め鍋等を使用する場合は、調理物の入っていない時は予熱の時間と火力に注意してください。必要以上の空焚き変形は発火の原因になります。
(フライパン、炒め鍋等を使用の際、調理物が入っていない時は空焚きと認識してください。)
湯沸かしについての注意事項
- 湯沸かし以外のご使用は避けてください。変色やさびの原因となります。
- 使用後はお湯や水を入れたままにしないで残り湯は捨ててください。白い付着物(カルキ)を防ぐためによく洗ってください。
【2の理由】
お湯を沸かしていると、水道水中のミネラル成分が濃縮されて、底面に白い付着物が固着する。塩素イオン等の濃縮が起こり、孔食の原因につながる。
調理用具を空焚きした時の温度について
出所:国民生活センター たしかな目 2006.06