仔犬印の行平鍋をご紹介します。
私たち仔犬印が行平鍋を再解釈し、あなたの相棒になるべく行平鍋をつくりました。
2. 徹底して使いやすく。くっつきにくく、信頼できる注ぎ口で取り回しやすい設計。
3. 圧倒的にタフ。燕三条で70年にわたり業務用を手掛ける仔犬印だから、プロ仕様の耐久性。
プロからの厚い信頼を頂いている、「仔犬印」。徹底した使いやすさを追求する仔犬印から、進化した行平鍋が誕生しました。シンプルなデザインながらも、機能的な工夫を盛り込んでいます。
行平鍋、あるいは雪平鍋とは、わかりやすく言えば片手鍋のこと。アルミに木製のハンドルがついたものが定番で、およそ半世紀以上もの間、変わっていない鍋の形です。
今回、私たち仔犬印は定番の行平鍋を再解釈。
家庭で使いやすい素材、カタチ、耐久性の検討・開発を重ね、ついに理想の進化した行平鍋を実現することができました。
仔犬印の製品は、すべて「使いやすくあること」を第一に考えて設計しています。
「クラッド三層鋼」はアルミをステンレスでサンドイッチした素材のこと。
それぞれの素材の短所を補いあい、アルミとステンレス、それぞれの良いところ取りした理想的な素材が「クラッド3層鋼」です。
しっかり厚く、熱のまわりが抜群。
「ステンレスは焦げ付きやすい」という印象をお持ちかもしれません。一般的にステンレスは熱伝導が悪く、しっかりと予熱する必要があります。
「クラッド3層鋼」はアルミを挟むことでステンレス一枚よりも熱伝導を向上。ステンレスの優れた耐久性がありつつ、アルミの使い勝手の良さも持ち合わせているのです。
板厚の薄いステンレス一層と、クラッド3層鋼の鍋でお湯を沸騰させてみました。
ステンレス一層は泡が底から局所的に立ち上る一方で、クラッド3層鋼は全体がぐらつくように大きく水面が揺れる結果に。熱が側面まで回り込み、ムラなく鍋全体が熱せられていることがわかります。
様々な厚みがある3層鋼の中でも、仔犬印の「深型行平鍋」は重さとパフォーマンスのバランスが取れた2.3mmとしっかりとした厚みがあるから、鍋がしっかり熱を蓄えることができます。
長時間煮込むような料理において、熱のまわりの良さは具材のうま味を逃さず料理を美味しく仕上げるための大事な要素です。
ステンレスの強みを引き出す表面処理。
一般的に鉄や鋳物の鍋は、トマトなど酸性のものを長時間調理すると表面の鉄分が溶け出し、そのまま放置すると風味を損なってしまうことがあります。
その点ステンレスは、あらゆる食材を長時間煮込むのにも適した素材。トマトベースの煮込み料理も、美味しく仕上げることができます。
日本酒やワインもステンレスタンクで発酵させるように、中身を変質させることが少ないのです。
鍋の内面はステンレスの鏡面仕上げで、食材のこびりつきも落ちやすい仕上がりです。つるりとした表面だから、炒めものも難なく美味しく仕上がります。
外面はステンレスだからIHも使用可能。IHヒーターの強力な熱をステンレスがキャッチ。アルミが素早く内側へとまんべんなく熱を伝えます。
外側の表面は職人の手作業によるつや消し仕上げ。長く使っているうちに付いてくる、傷やしみ等を目立ちにくくする工夫です。
片手鍋という道具のメリットは"サッ"と使えること。だから、料理ができた後も使いやすいよう設計されています。
「深型行平鍋」には、注ぎやすい大小2つの注ぎ口があります。
小さい方は汁物を細く注ぎやすく、水気の多いものや、盛り付けの最後に汁をまわしかけるような使い方にも適した注ぎ口です。
一方で幅広の注ぎ口は、具材も一緒に注げるように設計されているから、調理から盛り付け、保存まで手間なくこなすことができます。
また、専用のガラス蓋をしたままで湯切りをすることもできます。余計な洗い物を増やしません。
とにかく取り回しやすい行平鍋は、本格的な料理からお茶を煮出すようなちょっとした用途までにも、何にでも使いやすい鍋なのです。
「クラッド3層鋼」のような厚みのある素材で注ぎ口を作るのは非常に難しいこと。
ステンレスとアルミは特性が全く異なるため、切れやシワ、全体の歪みの発生を鑑みながら試行錯誤し、金型を完成させるまでに約3ヶ月を費やしました。
「仔犬印」こと私たち本間製作所は金型から作るメーカー。だからこそ、この注ぎ口を実現することが出来きました。
「深型行平鍋」には、ステンレス製つや消し仕上げの丈夫なハンドルをあしらいました。
パイプ型で握りやすく、火にかけても熱くなりにくいハンドルです。
またハンドルと鍋本体は、7箇所に及ぶ溶接で強力に取り付け。アルミとステンレスは融点が異なるため、クラッド3層鋼の溶接は熟練のノウハウが必要です。
リベットで留めた鍋のような凹凸が内面にないから、洗いやすく清潔を保てるプロ仕様です。
ハンドルの付け根は「仔犬印」のロゴマークをモチーフに設計しました。
取り回しに優れた鍋だからすぐに手に取れるよう、かけて収納ができるハンドル仕様です。
"メッシュボウル"で、もっと便利に。
「深型行平鍋」は、Makuake第一弾で登場した仔犬印の「フラットエッジ 深型メッシュボウル 18cm」と合わせて使えばもっと便利に、料理がより一層はかどります。
たとえばメッシュボウルに野菜を入れて、そのまま行平鍋に入れてサッと茹でるなんてことも。同じ要領で、かつお節から出汁を取るのもラクラクです。
深型行平鍋にメッシュボウルを重ねるとスキマができるから、指をかけて持ちあげやすい仕様です。